給湯器の配置から

家を建てる時には住宅設備についても気を配るようにしましょう。

家庭内の環境はまず家族にとっての過ごしやすさが一番優先されますが、そのために水まわりの設計を工夫したり浴室設備や暖房設備などにも気を配る必要があります。

 

最近のエコジョーズなどの暖房設備なら浴室設備を給湯器と一体的に扱うことができるようになっています。それらを効率的に使用できる動線を間取りの段階から考えておくと後々便利になってくるでしょう。

 

方法としてはまず住宅設計をするときに家屋全体を俯瞰できる平面図を作る段階で給湯器のシステムが必要になる箇所をチェックしておきます。そこからさらにその箇所を効率よく動かすためにクリアな配管にするためにはどこに設置するのがいいかということを考えていきます。

 

給湯器を床暖房に使用する場合、その箇所にお湯の通る配管を伸ばしてきて温めたお湯を循環させるシステムとなっています。

床暖房が必要な部屋とキッチンや浴室が離れているとそれだけ配管の距離を長くする必要があるので工事の費用がかかります。熱効率も下がってしまうので暖めるためのガス代が月々高くなるというデメリットも有ります。

 

キッチンや洗面所などのみずまわりを近くに配置することによって家事の動線も短くなるといわれています。この水まわりをまず一箇所に集めてしまってそこからリビングや個室など床暖房を使用したい部屋を近くに集めます。

家族の人数が少なかったり、一箇所に集まらない家庭だったら床暖房を一箇所にまとめてしまってもいいでしょう。