給湯器は寿命が決まっています。メーカーによってまちまちですが、その年数を超えるといつ故障してもおかしくないと言われています。
一般的には7年位と言われることが多いですが大体10年位は使用できると考えられています。さらに場合によっては15年20年と長持ちするケースもあるようです。
最低で7年ですから倍以上も長持ちすることがあるということです。どこでこのような差が生まれてくるのでしょうか。
最近のガス器具のメーカーはどこも技術が熟練されていますので故障する頻度に差がないと言われています。
また、メーカー側でもあまり長持ちし過ぎると買い替えてもらえないのでそこそこの寿命で故障がくるようにはなっていると考えてもいいでしょう。
耐用年数を決める一番の要員は家庭における給湯器の使い方だといっていいでしょう。
使用する頻度が他の家庭より多く、また雪が多い地域などでしたら雪のふらない地域と差が出てきます。
このような条件は自分で左右することができません。
ですから、気をつけようと思ったら内部の構造に目を向けてみましょう。耐用年数の差は水道を通す管の耐用年数によって変わってきます。水が毎日通る管はどんなにきちんと使っていても必ずいつか金属疲労を起こすからです。
ガス給湯器を長持ちさせようとおもったらできるだけこの管を腐食させないようにする必要があります。
この管に水が通るのは台所やお風呂でお湯の蛇口を捻った時です。
お湯のスイッチを切っている時にお湯の蛇口を開くとお湯側でも水が出てきます。このように熱源がないときにお湯側を開くと管の温度と水の温度の差が大きくなるので管内に水蒸気が付着して錆びやすくなります。この湿気を生じさせないようにすることがガス内部を長持ちさせるポイントといえるでしょうか。